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2013.01.29 Tuesday

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ステップ。

2012.04.16 Monday 22:25
「日本人でよかった」
そう思わせてくれたのは、ここの学生。





日本語を教えてくれて、ありがとう。
あづのおかげで、話せるようになったよ。
授業、楽しいよ。
いい先生だよ。
先生の授業、受けたいです。
話してくれて、ありがとう。
毎日、先生に会えるのを楽しみにしてます。



私にはもったいない位、素敵な言葉を、ここの学生はプレゼントしてくれる。







それに応えたくて、私も精一杯がんばる。
作った副教材は、数知れず。
教材のレイアウト、オランダ人に多い誤用、ニーズにも気を配って作った(・・・つもり!)。

けれど、いつからか自分の授業に満足できなくなってきた。
物足りなさと、満たされない欲求と、離れて行く理想に対する焦燥感と、そして罪悪感と…。
大学生の、あの頃の自分は、こうだったかな?
もっといい授業、してたんじゃないかな?
自分が自分の学生だったら、物足りないんじゃないかな?
理想はもっと違うところにあって、自分は今、そこに向かえてないんじゃないかな?
こんな授業じゃなければ、もっともっと学生は飛躍できるんじゃないかな?


ここ一年、ずっとこんなことを考えて、過ごしていた。


もっと勉強しなきゃ。
もっと勉強したい。
もっと上手になりたい。
もっと色々知りたい。
もっといい授業がしたい。
もっとためになる授業がしたい。
もっと知識を増やしたい。
もっと使える教材を作りたい。
もっと・・・
もっと・・・
もっと・・・








もっといい先生になりたい。







私を育ててくれた、オランダ。
私を育ててくれた、学生。
お世話になった、先生方。
励ましてくれた、友人、後輩。

人生を階段に例えるとしたら、
その階段がもっとよく見えるように、ここで出逢った皆さんが、灯りをつけてくれたんだと思う。

もったいない位、ありがたい言葉に、いつも励まされ、
自由に授業をさせてもらい、充実した毎日が送れたのは、
ここにいるみんなのおかげ。

中学3年生で、日本語教師という道を選んだ時の私には、
10年後、オランダの地でこんな経験をしているなんて、想像すらできなかった。
お山から送り出してくれた家族にも、
大学で世界を変えてくださった先生方にも、
大学で共に学び合ったみんなにも、
そしてオランダでお世話になったみんなにも、
この感謝の気持ちは、どうがんばっても、全て伝えきれないと思う。













だから私は、階段を上ることを選びました。
成長することで、恩返しができるように。
ここで燻っているような私じゃ、ダメなはず!
次のステップへと、潔く進みます。














残された3ヶ月、いや、学生に会えるのは、あと2ヶ月・・・!

私にできることは、何だろう。
私がしたいことは、何だろう。
私が学生だったら、先生にしてもらいたいと思うのは、どんなことだろう。


もちろん、勉強になる授業をすること。
そして、できるだけ学生と話すこと。


もうこれしかない!
今、自分が持ってる最大限のパワーを使うのみ。






清々しく、「ありがとうございました!」と、笑顔でみんなに言えるように。
私にできることを、明日も精一杯実行するのみ。









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私が日本語教師になったわけ

2012.01.30 Monday 00:45
よく学生にも聞かれる、この質問。
答えるのも恥ずかしく、今まで本当のことは包み隠していたけど… ここまで来たら言ってしまおう!涙


私が、日本語教師という職業の存在を知ったのは、中学3年生の夏。
今でもよく覚えている、あの光景。
2階の一室で、ふと閃いたんだったなー・・・「そうだ、日本語教師という手があるじゃないか!」


子どものときから、学校が大好きだった。
授業も好きだったけど、何より、学校にいるのが好きだった。
地元が山奥にある為、そう簡単に人に会いに行けない。
でも、学校にいれば、友達にも会えるし、大人の人ともおしゃべりできる。
中学に入っても、その思いは変わらなかった。
特に、上級生になるにしたがって、学校の面白さが増していった。
生徒会に入っていた私は、放課後よく学校に残って、先生たちとお話していた。
授業とは違う顔の先生たち。
おもしろくて、ずっと生徒のことを考えていて、やさしくて。
しかも、頭がいい。
この環境にいたからこそ、自然と私は、「教師」という存在に憧れていったのかもしれない。
思えば、小さい頃の文集を読んでも、“将来の夢”コーナーに毎年「先生」と書いていた。
この文集を書いていた頃は、得意だった国語の先生になろうと思っていたのだと思う。



私が語学に興味を持ち始めたのは、小学校4年生のとき。
友人のススメで、近所の英会話教室に通い始めてから。
小学生向けのレッスンの先生は、アメリカ人男性と結婚した、日本人女性。
とてもファンキーな先生で、よくジョーダンを言っては、おもしろい英語を教えてくれた。
小学生を子ども扱いしないで、対等に話してくれる…そんな女性だった。
子どもながらに、先生の英語のレベルがかなり上級だということも気付いた。
「私も、こんな大人になりたい!!」
今でも、その思いは変わっていない。




こうして私は、「教師」+「語学」に興味を持っていった。
それが「日本語教師」へと変わった瞬間はというと………!!



中学3年生の夏。
英語の先生のススメで、地域の弁論大会に出る事にした。
テーマは「将来の夢」。
3分語る分だけ、英語のスピーチを考えなければならない………どうしよう………
当時の私は、そんなにきっちりと将来就きたい職業が決まっていたわけでもなかった。
色々と考えた結果、やはり「教師」と「語学」というキーワードが浮かんで来た。
そのまま簡単に考えれば、普通は「英語教師」とか、そんな答えになったのだろう。
だけど、「英語教師」になりたいかと聞かれると、そこまでピンと来ない自分がいた。
“でも、私もあの英語の先生みたいに、かっこいい先生になりたいなー・・・・・”
そんなことを考えていたとき、ふと「じゃあ、日本語教えればいいじゃん!」という考えが出て来た。



こうして、私は3分間、日本語教師になりたいという熱い?想いを、
地域の英語の先生方の前で、英語で語ったのである……。
驚いた事に、このスピーチで私は優勝してしまった!!そして県大会出場。
夏休みは、ほぼ毎日英語のスピーチの練習をしていた。
毎日毎日、「日本語教師」への夢を語っていたら、本当にどんどん興味が湧いて来て、
高校を決めるときも、高校に入ってからも、大学を選ぶときも、ずっと日本語教師になれる道を考えていた。


そして、大学では日本語学科に入り、日本語教育を専攻した。
日本語教育会を先導する先生方、日本語に興味津々の学生、日本語を使いこなす留学生。
大学での毎日は、刺激たっぷりだった。
そして1年間の海外教育実習を経て、現在に至る私。



最初の動機は、「日本語教えればいいじゃん!」という、安易な考えだったけど…



あのスピーチがなかったら…… 私はどんな人生を送っていたのだろう。
あのスピーチがなかったら…… 今頃、私はどこでどんな生活をしていたのだろう。
あのスピーチがなかったら…… 私は、こんなに素敵な毎日を送る事はできなかったんだなー。
あのスピーチがなかったら…… ここの学生に会えなかったんだなー。
あのスピーチがなかったら……





もう10年も前のこと。
だけど、忘れられない、忘れちゃいけない、10年前の出来事。

日本語教師になって、よかった。
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おかえり。

2011.04.27 Wednesday 22:14

 “おかえり”という言葉が、こんなにもあったけ〜言葉だったなんて、思ってもみなかった。


でっかいスーツケース持って、オランダから帰ってくる私を、
いつもお父さんが新幹線の駅まで、迎えに来てくれる。
そこから車で30分。ひたすらお山に入る。
マース出発から・・・そうですねー、かれこれ2日弱? 愛する我が家に到着。
玄関に入って、でっかい声で「ただいまーーーーー」と叫ぶ私。
すると御勝手の方から、お母さんのスリッパの音が聞こえる。
ひょこっと柱の影から顔を出すお母さんは、必ず笑顔で言ってくれる。



“おかえり”って。




末っ子だったから、いつもみんなより早く帰ってきていた。
大学生になって、遠くの街に住むようになって、時々実家に帰ると、
今度は、自分が待ってもらってる立場になった。 
初めてGWに帰郷したときは、それはそれは照れくさかったのを覚えている。




帰ってきたんだという安心感。
ホームグラウンド。
やっぱりHOMEが一番だ。




“おかえり”と、学生に言ってもらえた喜び。
“おかえり”と、言ってもらえる場所がある喜び。
“おかえり”と、言ってもらえた場所が、学校だったという喜び。

“ただいま”と、やっと言えた安心感。






*** HOME ***






待っていてくれる人がいるところ。

帰りたいと思えるところ。

安心できるところ。

私を育ててくれるところ。

恩返ししたいと思えるところ。

ここにも、私のHOMEがあるんです。




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90 15 21 84

2011.03.26 Saturday 01:23
1コマ90分。
1週間10コマ。計900分。15時間。
プラス4コマ。計14コマ。計21時間。
かけること、4週間。
合計84時間。



私にとっての、仕事とは。
私にとっての、学校とは。
私にとっての、授業とは。
私にとっての、日常とは。
私にとっての、学生とは。
私にとっての、今年とは。
私にとっての、幸福とは。



学生にとっての、学校とは。
学生にとっての、授業とは。
学生にとっての、日本とは。
学生にとっての、喜びとは。
学生にとっての、教師とは。




きっと天罰だったんだと思う。
贅沢にも、帰国後のことばかり考えていた自分への天罰。

思えば、今年は奇跡のような出逢いに恵まれたスタートだった。
はなから日本語でしかコミュニケーションをとらない私に対して、
きらきらした眼差しと微笑みと、素晴らしい質問を常に与えてくれた学生たち。
授業の準備をしているときでさえ、学生の声や笑顔が浮かんでくる。
寝る時間さえもったいないと思えた。
その時間を使って、出来得る限りのことをしてあげたい。応えてあげたい。
そうやって、私の方が成長させてもらっていた。

教室へ行けば、そこは常にあったかい雰囲気で包まれていて、
授業前になるといつも緊張している自分でさえ、そこではリラックスできるほどだった。
「私の居場所」そんな言葉がふと過ぎったのは、つい最近だった。






学生に会いたい。
学生と話したい。
授業がしたい。授業がしたい。教えたい。





天罰だったら、もうかなり受けた・・・ もういっぱいいっぱい。
それでも魔の3月は、まだ終わっていなかった。




愛すべきあのメンバーで、あの教室で勉強できるのも、あと3ヶ月のみ。
実質7週間しか残されていない。
4年後の姿を想像して、頼もしくなったりしていたけれど・・・・・
その4年後に向かって、自分は一体どんなサポートができるかなと、
胸を躍らせて考えたりしていたけれど・・・・・
あと3ヶ月で、違う道へ進む学生もいて、
悲しくたって、笑顔で別れなければならない日が来るのだと気づいた。




学生にとって、私はどんな教師なのだろう。
みんなのモチベーションに応えてあげられたかな。
こんな大切な時期に学校へ行けなくて、みんなを困らせているんだよね。
もっと違う何かがあれば、日本語を続けるという選択肢も見つけてくれたのかな。
でも・・・・・続けてほしいと願うのは、日本人のエゴかな。
私はみんなの将来を応援しないと。





1コマ90分。
真面目な顔と、困った顔と、悩んでいる顔と、もちろん笑った顔と。
色んな表情に出逢える、奇跡の1時間半。

1週間10コマ。
準備時間は、その3倍以上。準備の時間も、まるで学生と一緒にいるかのよう。
想像が膨らみ、胸躍る、充実の時間。

プラス4コマ。
会話の特訓を、自ら申し出た学生とのトレーニングタイム。
教師対学生の枠組みを超え、人間対人間のコミュニケーションに喜ぶ6時間。






かけること4週間。計84時間。
私が ”失った” かけがえのない時間。
もう・・・・・・罰は受けたから。
教室に、帰りたい。



私に授業をさせてください・・・・・
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私のたからもの。

2010.12.11 Saturday 21:11

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          あづささんは、いい理容師ですね。いつ私の髪を切りますか。


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切ってあげるがねー、いつでも
2日間の合計睡眠時間が、2時間弱であろうとなかろうと、
私の元気メーターは、ふりきれていたに違いない・・・・・・!!
色んな学生に、「今日はまた一段と元気ですねー」と言われました。



約1時間の格闘の末、散髪終了。
なかなかの仕上がりだ・・・と自画自賛。
手を洗いにトイレへ行き、戻って来ると・・・・・・


******************************************************************

          あづささんは、コーヒーモンスターですから、これをあげます。


******************************************************************


てへぇーい!!!!!!!! 泣かせる気かぁぁあーーーーーーーーー!!!!!!
『私の宝物』をテーマに行った、MNN第7課。
そこで私は、読解資料として、私の宝物エピソードを紹介した。
「私の宝物は、コーヒーです・・・」と。
それ以来、すっかり“コーヒーキャラ”が定着した、私。


プレゼント選ぶとき、授業のこと、思い出してくれたんだ・・・


何事にも替え難い、至福の時でした

何がうれしいって・・・それを言った学生が、日本語でたくさん会話してくれたこと。
実にシャイな学生で、いつも、誰かと私との会話を、隣で聞いている学生でした。
書かせたらトップクラスの高得点なのに、会話となると、アガってしまう。。。
でも・・・
授業中はいつも、誰よりも真剣な眼差しで授業に参加し、
課題への取り組みも、紙の向こうから熱意が伝わって来る・・・そんな学生。
そして授業後も、仲良しのクラスメートと一緒に、質問コーナーを設立。
時には、その質問コーナーが30分を超すことも・・・・・。
そんな学生だからこそ、ぜひともがんばってほしい。
だから私も、積極的に自分から話す学生と同じくらい、
ちょっとシャイな学生にも話す機会を持ってもらおう・・・
と、日々試行錯誤を重ねていました。


そんな中での、この日の会話量。
この日だけでなく、最近は、自ら日本語で話そうという姿勢が窺える


うれしかった・・・!!
ただただ、うれしかったです・・・!!




毎朝、私が通勤中に聞いている曲。
『僕が一番ほしかったもの』 by マッキー。
この曲に出逢ったのは、教育実習中でした。
その日、実習の不甲斐ない出来に、心底落ち込んでいた私に、
1回生んときからの友達が、聞かせてくれた曲。それがこの曲でした。
聞いているだけで、ほろほろと、大粒の涙がこぼれてきたことは、一生忘れないでしょう。

・・・がんばろ。


そう思わせてくれる曲です。





************************************************************


きっとまたこの先 探していれば
もっと素敵なものが 見つかるだろう
何よりも僕を見て うれしそうに
笑う顔が見れて うれしかった・・・

結局僕はそんなことを何度も繰り返し
最後には何も見つけられないまま
ここまで来た道を ふりかえってみたら・・・

僕のあげたもので たくさんの人が幸せそうに笑っていて
それを見た時の気持ちが 僕の探していたものだと分かった


************************************************************
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TODAY is a gift.

2010.11.25 Thursday 00:10
 今日のうれしかったこと。


ちゃんと眠れたこと。
前髪がだら〜んと、なんちゅーか、だらしなくならないで過ごせたこと。

作文授業ができたこと。
作文読んでるみんなの、笑顔が見られたこと。

コーヒーがおいしかったこと。
ついでに、職員室にケーキが置いてあったこと。誰の誕生日だ?!?!

作文の宿題のテーマを発表したときの、みんなのわくわくfaceが見られたこと。
文字数を言ったら、「1万字でもいいですか?」と聞かれたこと。

学生が、自分の熱意を表に出すようになってくれたこと。
夕方学校に残っている学生が、全員日本語学科の学生だったこと。


授業の後が、幸せタイムだと感じられたこと。
授業の後で、習った文型を使って、一生懸命話してくれたこと。
授業の後で、質問の嵐がやってきたこと。
授業の後の質問タイムを、心待ちにしてる学生がいてくれること。
授業の後で、今まで思いつきもしなかった、素晴らしく難しい質問にであえたこと。
授業の後の質問コーナーが、40分以上あったこと。
「絶対来るだろうな・・・」と思っていた質問を、してくれたこと。
先々の文法にも興味を持って、積極的にチャレンジしてくれていること。


今年は授業を持っていないので、なかなか会えない2年生が、
久々にオフィスに質問に来てくれたこと。
その学生の日本語が、着実に伸びていたこと。
3ブロックからは、2年生の授業も持ちたいな。


通訳練習のプリントが、内容盛りだくさんなこと。
自分でも驚いたくらい、いい出来・・・なこと。自画自賛。


あー、生きててよかった、と思えたこと。


今日のうれしかったこと。



Today is a gift. That's why it's called the PRESENT......
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鴨長明としゅくだいと。

2010.11.20 Saturday 21:23
 早くも2ブロックが始まりました。
 私がフォローしているテニスプレーヤーが、つぶやいてました。



【 Am I the only one that thinks Nov. 20 comes so fast????? 】



ここにも一人、おります







さて。
2ブロックが始まったということは、つまり!作文授業の幕開けです。
MNN第6課のテーマは、“人を誘う”。
なんだか、大人な雰囲気です。
授業でこの表現を使ったら、噴出してしまいそうだったので、
“ともだちを誘う”に言いかえてみました。
「考え過ぎ・・・てか、そんなこと考えてたんスか!!笑」と、
インターン生に日々笑われている、新米教師です。



そんな新米は、今年も作文の宿題を出しました。
ドッキドキの提出日。
私が教室のPCを立ち上げていると・・・
オラのかわいい学生が、続々と近づいて来るじゃ〜ありませんか!
たちまち、「さくぶんノートの山」と化した、私の机。
うれしい忙しさを目の前に、ニヤけてしまった教師。
不審がる学生。そんなに首をかしげなくても、よかろうに・・・笑







学生の出してくれたノートは、私にとっては宝物です。
アイデアの宝庫です。







「Essay」という言葉をネット翻訳にかけた結果、宿題ノートの表紙に、
“わたしの随筆ノート”と書いてくれた、学生。 
すっかり鴨長明キャラ、定着です。


コンピュータの如く、きれぃいぃいいいいいいーーーーーーに書いてくれた学生。
“きれいなハンドライティング賞 殿堂入り”、決定です。


クラスメイトとタッグを組んで、
Eメールを出し合う、という場面設定までしてくれた学生。
“ほほえましいで賞”、決定です。


私とインターン生の子が、趣味で考えた、学生の漢字の名前。
それを気に入ってくれて、作文ノートの名前欄にそれを使ってくれた学生。
“その心遣いに・・・乾杯!de 賞”、決定です。


そして何より、私の心を突き動かしてくれたのは・・・・・・!!!






       「もしよかったら、○○さんと△△さんといっしょに、
         晩ご飯のあとで、私のうちで映画を観ませんか。」







2か月前まで、ひらがなも知らなかった学生たち。
彼らが出してくれた“随筆ノート(既にいただき。)”。
そのノートから、彼らの真剣さがひしひしと伝わってきました。
オラも真剣っこになって、ハゲむべ
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にほんごのせんせいのにほんご。

2010.11.08 Monday 20:25
海外で働く日本語教師にとって、
何が一番大変かって・・・・・・



自らの日本語力が低下していくこと。



様々な理由が挙げられますが、
NOWな日本語に触れる機会の、圧倒的少なさが、大打撃を与えている主要因かと。




斯く言う私も、
近年、自分の日本語力が著しく低下していることに悩まされています・・・

語彙
漢字
慣用句
熟語
書き言葉
表現方法

増えるのは、オノマトペと曖昧表現ばかり。

学生には複文を要求しておきながら、
自分の発言を文字起こしした瞬間に気づく、単文の多さ・・・・・

最近では、
フル回転の脳みそを以てしても、上手に表現できず、
会話内容のレベルの低さに、落ち込む毎日であります・・・・・
そんな人間が、エラそーに“にほんごのせんせい”と名乗ってる。






おそろしや〜 おそろしや〜






これではイカン!と、プロジェクトを立ち上げたのです



熟語を使う!
文を書く!
本を読む!
敬語を惜しげもなく使う!
発言した文を、脳内で漢字変換!
「ヤバイ!」「〜感じ」「〜みたい」の使用厳禁!
小さい脳みその奥底でぐっすり眠っている語彙のみなさんを、呼び起こす!



オラァ、本気です。
本気と書いて、なんとやら。
有言実行。即実行。
負けるもんか!えいえいおー!!








 ***********   きょう ひさびさに めざめた ことばたち   ***********

         治外法権    伏魔殿    寛容   省庁編成




何の話してたんだ、自分・・・・・!!
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付ち肝どぅ 愛さ肝!!

2010.03.15 Monday 00:57
 
あ゛ぁぁぁぁあああーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
ぐるじがっだぁ〜・・・・・・
でも、今、こうしてPCの前に座っている自分。
ニコ動の うちな〜音楽、オルゴールver.をBGMに、タイプしてる自分。
で、若干ウルルンになってる自分。
そんな自分。
やっとこさ、【文字】におこせるまでになりましたよ、みきちゃん
長かったがねー、ここに至るまでが。。。あぁ〜、長かったさね。。。
そんなここ1カ月の想いを、音楽にのせて、お送りしようと思います!笑






−2月中旬の自分(以下、ぶ〜さん)−

【 GIFT by 我らが Mr.Children 】

英語の先生んちのハウスキーパーとして、過ごしていたこの頃。
先生んちの犬とともに、毎晩毎晩オリンピック観戦。
番組表見て、選手情報をネットでチェックして、観戦して、さけんで、泣いて。
スポーツのすばらしさ、いや・・・スキーの楽しさを理解してほしいがために、
Facebookにいくつも動画をアップする毎日。みんなの反応に一喜一憂。

この頃は、6時に帰宅。
Grey's Anatomy→Sex and the city→宿題→スキースキースキー・・・寝る!
この繰り返しでしたね。


そして、とうとうやってきてしまった、やまだとのバイバイ。
さびしいとか、そんな言葉じゃなく・・・なんていうかな・・・からっぽ?
お別れ5分前になって気づいた、目の前にいる子の大きさ。
ちっちゃいのにねー。でっかかった。
“オフィスに閉じこもっちゃ、ダメですよ”ってゆー遺言w、守ってるよ。


オリンピック中に寝る間を惜しんで作った、やまだへの GIFT。
オリンピック選手がくれた GIFT。 やまだが教えてくれた GIFT。
あったかかった。







ー2月下旬のぶ〜さんー

【 僕らしさ君らしさ by 藍坊主 】

これは、まだまだ序章にすぎなかった頃の話。
自分は、与えられた仕事をこなし、プラスαできたら、最高だな・・・
そんな希望を胸に、がんばる毎日。
自分ががんばれば、がんばりさえすれば、結果は付いてくるはずさね!
そう思って、朝から晩まで仕事しごとシゴト!!!
認めてほしいとか、そんなんじゃなくてね。
「あづの授業、楽しいよー!」とかそんなのでもなくて。
でも、言われたら、サイコーにウキウキしちゃうけどね・・・
そーではなくて!
準備してるとき、このからっぽの脳みそにあるのは、
学生の笑顔だけでありまして。。。
その笑顔が見たいがために、仕事しごとシゴト!!!

だからこそ、望んでた結果がでなかったとき、
まぁ言ってしまえば、学生が授業に来なかったとき、
かなり自然と 『自分がいけないんだ。』と前向きに悩んでる。
あくまで前向き。

だから、楽しいことは楽しくて!!本当に毎日楽しくて。
何気ない友達とのおしゃべりが、かなり楽しかった。救われたねー、あれは。
ガックリ来てるときでも、楽しいこと考えたら、元気になれた
ぶ〜さんの中で、ちっこいぶ〜さんが、必死にさけんでた。
『落ち込んでる場合じゃないよー!!!』って。


プロローグはこんな感じ。
あの1週間は、すっごく楽しかった想い出がいーっぱい







−3月に突入したぶ〜さん−

【 dear grandma  by 九州男 】

とうとう突入してしまいました、どん底パート!!!
自分はなんてモロいんだ、と気づいた1週間。ぐるじがっだよー。。。


まず、前の週から引き続きお送りしております、学生の少なさ。
「私にしかできない授業して、お得感を感じてもらうんだ
そう思って、ハリキって準備したインプット。
出席数は、半数以下。
寝る間も惜しんで作った、読解プリント。25枚もコピーしたのにね。
出席数、6。
ひゅん、、、、、って、Skypeがオフラインになるときみたいな音が、
自分のココロの中から、聞こえた。あら、オフライン。
でも、目の前にいる6人のために、私はがんばらねば!
ただその想いだけで、あの日は立てたんだと思う。


目を背けても、別に解決するわけじゃなし。
私がどーにかしなきゃ・・・。そう焦ってたのも束の間・・・
他の先生を巻き込んでの、大きな問題に発展。
それが本当に・・・イタかった・・・。
自分がいくらプロ意識持とうと思ったって、いつまでたっても、
2年前の学生時代と変わってないじゃん・・・・・・・・・・・・・・
結局は、他の先生たちが問題解決してくれる。
いつになったら、一人前になれるんだろ・・・・・・・・・・・・・・
いつになったら、迷惑かけないで済むんだろう・・・・・・・・・・・
本当に申し訳なくて、合わす顔もなかった。そんな毎日。


この1週間の自分の頭ん中には、常にこの言葉が回ってた。

・なにがちがうんだろう。。。
・なにが、ダメなんだろう。。。
・どこがつまらなかったんだろ。。。
・ひとりよがりだったかな、自分。。。
・あとどのくらいがんばったら、喜んでもらえるかな。。。
・いつか・・・喜んでもらえる日が、来るのかな。。。

・私でいいのか、本当に・・・???


そういうどん底な底辺をさまよい続けていた私は、ついに・・・
自分の存在意義にまで、考えが及んでしまい。。。
まぁ、暗すぎるのでこの辺でやめますが・・・涙涙


びっくりしました。自分のモロさに。よく泣いた。
仕事してるときは、糸がピンッってなってるから、大丈夫。
でも、一瞬でもぼ〜っとすると、
びっくりするよー。勝手に自然と つら〜って出てくるからね、涙くん。
何でもない、普通の風景とか、親子とか、笑顔とか、星とか、
そんなん見ただけなのに、涙くんのおでまし。
ナキムシですね。


そんなときに出逢った、この曲。
おばあちゃんに・・・会いたくなった。

この曲、聴いたらね。
今、自分がこのまま終わったら、ばあちゃん悲しむだろなー・・・・・・
元気ないあづを見たら、ばあちゃんが心配するんだろうなー・・・・・・
元気ないとき、焼きプリンくれたっけなぁー・・・・・

一生かけて、恩返しするって決めたじゃないですか。。。


そう思って、また立ち上がれたんです。






−3月6日以降のぶ〜さん−

【 GIFT  by Mr.Children 】

3月6日。日本語スピーチコンテスト当日。
みんなすごくがんばった・・・!勇気をもらった!
まず、入賞した1年生。
まだ日本語を初めて半年の女の子が、特別賞をもらった。
彼女のスピーチは、人に感動を与えることができる。
直接教えたことはないけれど、
毎日学校であいさつを交わしたり、話したりしていたその学生が、
堂々とスピーチしている姿を見て・・・私は感動した。
あのときの感動は、一生忘れません。

そして、2位になった3年生。
彼は、私の人生初めての学生。
2年前にここに来た時、初めて教えたクラスにいたのが、彼だった。
マジメだけど、なかなか会話ができず、どうなるか心配だった彼。
2年半が過ぎ、今は学校を代表するほどの日本語能力の持ち主に。
がんばった・・・本当によく、がんばった・・・。

表彰式が終わり、私と目があった瞬間に、駆け寄ってくれた。


               「あづ! やったよ!!!」


あぁ・・・よかった・・・
ここに来てよかった・・・


生きててよかった・・・



彼のこの一言・・・最高のGIFTを、ありがとう。



そして先週の授業。
思いっきり、方向転換をしてみた。これでどうだっ!!ってな勢いで。
学生の反応ってすぐわかる。
知的好奇心をくすぐられた日には、授業後の教師に対する食いつきがすさまじい。
「この宿題って、こんな感じでもいい?」
「今日勉強したこれって、どこで調べられる?」
「こういうの、興味あるんだよねー。」
「今日の授業、たのしかった!」
「教えてくれて、ありがとう。」などなど。
うれしかった・・・  単純に、めちゃくちゃうれしかった・・・





そんなわけで!
長くなってしまいましたが・・・
ぶ〜さんの上空は、晴れ間が見えてきました



さぁ〜て!がんばるどー!!!
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上とか、っぽいとか、らしくとか。

2009.10.20 Tuesday 21:38
初めて自分が受け持ったクラスの学生も、いまや立派な3年生。
新しい1年生をむかえるのも、これで3度目。
毎日一緒にいても、学生の表情が毎日違って・・・だから飽きない

学生も違えば、教師の顔ぶれも毎年違う。
京都からのピッカピカの留学生 そして、南山からの同僚
新鮮な気持ちでいま、毎日学校に行ける自分がいる


1ブロック・・・・・・かけぬけたぁぁぁああーーーーーーーーー!!!!!
なんだかんだで、初めてなコトだらけ。

        英語でひらがな教えてって・・・
        ゼロレッスンしてって・・・
        ついでに週9コマって・・・
        京都のリーダーとしてって・・・

嵐のように過ぎて行ったあの最初の2週間を思い返すと、
どうやって乗り切っていたのか、自分でもよく覚えていないくらい。
いや、乗り越えたのか、終わってしまったのか・・・自分じゃ判断できないや
忙しくて、ジョーダン抜きで平均睡眠時間が3時間あるかないかの生活。
それでも不思議と、全然疲れなかったし、ツラくもなかった

                    自由な時間がほしぃぃいいいいっっ 

なんていうキモチも、一切ない。
好きなコト、毎日できるんだ…っていうたっぷりの満足と一緒の生活。


ただひとつ言えるのは…
『充実してる』ってことは、イコール数えきれないくらいの悩みがあったってこと。

       テストって、どーやって作るモンなんですか?!?!
       評価基準って、どー決める?!?!
       試験の意味・授業の意味を考えなきゃ………

初めて経験する、期末試験作り。受ける立場と、作る立場。
こりゃ、どっちも大変だわ。
私個人としては・・・・・・・
試験も授業も、作るほうが10倍大変かと・・・ 


でも今までの7週間、一番私の心の中でくすぶってた悩み。
今も解決したわけじゃなくて、どんどんくすぶり続けてる悩み。
それは・・・・・・

         <<  キョウシとして     センパイとして  >>


学生じゃなくなった今。「責任」という言葉が、常に背中にへばりついている。
そんな人間が、本物の学生と、どう接するか・・・。
学生で来てたときは、それこそ常に学生と一緒にいて、私が彼らの日本語のツールになれれば、それは本望だ・・・っていう気持ちだった。
そうしていく中で、「友達」というカテゴリーに入るようになった。
それが2年前の私。
でも今は、
 
       ・・・ 「トモダチ」 ニ ナッチャ イケナインダ ・・・


少しでも「先生」として、「先生」らしく、「先生」っぽくいかなくちゃ。。。
そんなことを考えていた、毎日です。何かに焦っていた、毎日です。
あんまり自分が見えなくなって、とってもALONEに感じていた、そんなある日。


               だいじょうぶ。
     みんなあづのこと、ちゃ〜んと先生だって思ってるから


ひとりの学生に、突然そう言われた・・・
普通の会話の中で、突然・・・   私、そんなイッパイ2な顔してたかな!笑
だけど、ビックリするくらい、その一言で安心できた・・・
な〜に、チカラいれちゃってたんだろ。。。
誰かに追いつきたくて、早くそこまで行かなきゃって、すっごい焦ってた。
3月、出発前に親友の子が歌ってくれた、『my pace』。
     
             ひとつ!! 数えて進めばいい。
             ふたつ!! 数えて休めばいい。
             みっつ!! 数えて考えりゃいい。
             マイペースで進めればいい。

ほんと、そうだね。 焦っちゃなんないっす。 私には、私の道があるようです。



                           



そしてもうひとつ。センパイとして・・・。
いろんな意味で、後輩指導のようなことをしてるけど。
どこまで私は要求されているのか。どこまで教えればいいのか。どこまで知りたがってるのか。どこまでアドバイスすればいいのか。どこまでアドバイスしてほしいのか。

100%与えるコトがいいんじゃない。
失敗から、何をどう学ぶか、そのチカラを自分たちのチカラで学んで行ってもらう。
それを、徐々にみんなに伝えていくのが、私の役目。


わたしはただ単に、みんなより1年年上なだけで。
ただ単に、ちょっとだけ教えた年数が多いだけで。
ただ単に、オランダで生活した日数が長いだけで。
「後輩指導」という名のもと、いろいろとチェックしていると、まるで自分が何かすごいコトでもしたかのような感覚に陥りそうで・・・それがいまは、一番こわい


言わなきゃいけないことは言う。そして、一歩ひいて見てみる目も、時には必要。
そのバランスを上手にとれるようになれれば、私もまたひとつ階段上れるんかな。


不安で不安でしかたなかった、この7週間。
それでも一日が終わって、学校を出るときにはいつも、
ありえないくらい素晴らしい経験と、貴重な時間と、
かけがえのない出逢いの中で生活できているんだな・・・って思う
      
      
      ありがてぇーなぁー・・・   ほんと、幸せだ・・・・・
 


「いま」って、神様からのGIFTなんだってさ。
だから「Present」って言うんだってさ。


あんまりプレゼントってもらいなれてないけど。
だからこそ、もらったGIFTは、ここぞとばかりに大事にします


また明日からも、がんばるぞ。
category:きょうしつ | by:adusjecomments(2)trackbacks(0) | -

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