新たな1年がスタートして、早2ヶ月半。
そろそろ振り返ってみようと・・・ここに決意。
今思えば、何もかもが “アタラシイ” 始まりでした。
留学生も、同僚の先生も、教科書も、生活も。
あたらしかった。
あたらしすぎました。
あたらしいことに慣れるには、多少なりとも時間が必要です。
2ヶ月半経った今、ようやく慣れた気がします・・・・・
ひとりでいる時間が多かったためか、
はたまた、起きている時間が長かったためか、
もしくは、ただ単に歳をとったためか。
理由は定かではありませんが、
色々と考えることができました。
自分の授業のこと。
自分の学生のこと。
学科全体のこと。
周囲との関係。
指導方法。
これから先のこと。
そんな中で、一番時間を費やしたこと。
周りとの情報交換。
去年までこの学校で働かれ、こんなペーペーに対しても対等に接してくださり、
多くのことをご指導してくださった、尊敬すべきS先生。
そんなS先生が学校を去る際、私に言い残していった言葉。
『 もっと周りと考えを共有していこーね
せっかくのいいアイデアも、一人で抱えていては、もったいない。
こんなに多くの同僚がいる、いい環境がそろっているのだから、
色んな人の意見を聞いて、アイデアを磨いていくといいよ。
そして、あなたのこれから先の仕事は、新しい先生を指導すること。
年齢的にあなたの方が若いから、上からの指導はいけない。
だけど、あなたのアイデアを共有するだけでも、いいアドバイスになるはず! 』
最近、S先生が私に残して言った数々の言葉を思い出しては、
実はS先生は、予言者なのでは・・・・・・・
とドギマギしております。
予言者だとすれば、すばらしい才能の持ち主です。
恐るべき的中率を誇っています。
それを生業にするのも、あるいはいい考えかもしれません。
さて……
そんなことに悩んでいる私に、twitterを通して、ステキなメッセージが届きました。
私のココロに響いた言葉。
『 Isn't that what you're paid for?
何も知らない人に、いかに本質を説くか。
その心遣いに、人間としての無限の奥行き・愉しみがある
』
そのとおりです。
“なんで分かってもらえないんだろう・・・”
私がすべきことは、そんな風に悩むことではなかったのでしょう。
悩むのではなく、“心遣い”を示す。
これが次の学期の、私の目標です。
人対人の関係は、常に難しい。
だから面白いのかもしれません。
諸行無常です。
たのしむべ。