<貧富の差>
私がお世話になっていたのは、ビバリーヒルズのような高級住宅街の一角。
入り口には警備員が常時警備にあたり、ゲートにはセキュリティーの為のカードリーダーもある。
このビバリーヒルズ内にある車は、日本車やドイツ車など、高級な車ばかり。
しかし、そこを一歩出て、1分も歩くと…そこには、全く違う世界が広がっていた。
長い時間、そこで暮らしているのが、一目見て分かるような、石造りの建物が並ぶ。
どこの家の前にも、椅子が並べられ、朝から晩までそこに座り、そこでお菓子や水を売って生計をたてている。
子どもたちも、ペットボトルやお菓子が入った袋を両手にぶら下げ、
猛スピードで走る車の間を歩き、信号で車が止まった瞬間に、
車の窓越しに「水買ってください!」と商売を始める。
夜10時過ぎになっても、そういう光景が続く。
ビニール袋にアメリカンチェリーがびっしり入っていても、たったの1ドル。
おいしいパン生地のお菓子も、袋1つ1ドル。
「スーパーで買うより、安いからね!」と、お世話になったパパやママはよく買っていた。
商品を売るだけじゃない。
10歳位の少年たちが、車が信号待ちをしている3分間だけ、道路の真ん中で大道芸をする。
そして、信号が変わる直前に車と車の間を歩き、お金を集める。
また、時にはバラを売っている親子も見かけた。
朝、その道を車で通ったときは、私と同じ位の年齢の夫婦が、中央分離帯の所で、バラの一輪挿しをきれいに包装しているのを目撃した。
夜、再びその道を通ると、今度はその夫婦が、生まれたての赤ん坊を抱えながら、
車の間を歩き、バラを売っていた。
この生まれたての赤ん坊は、一日中砂埃の中で生活していたのかな……。
教育も同じ。
両親の収入の差が、子どもたちの教育の格差を広げているという状況を、目の当たりにした。
私がお世話になった家族とその親戚のご家族の子どもたちは、10歳ですでに英語がぺらぺら! アメリカ人の子も太鼓判を押すくらい、上手。
ところが、街に一歩出てみると、学校に行っていない子もいる。
英語が話せる人なんて、誰もいなかった。
別に英語は話せなくてもいいのだが、
同じような年齢でも、ここまで教育の格差があるという現状に、ただただ驚いた。
子どもたちの生活の格差は、何も教育だけではない。
私がお世話になっていた家で、家事全般をしてくれていたのは、私と2歳しか違わない女性だった。
彼女は、15歳で子どもを産み、それからずっと働きながら子育てをしている。
また、親戚の方の家には、住み込みのベビーシッターがいた。
親戚の方の家には、10歳〜1歳まで、4人のお子さんがいた。
その1歳のお子さんのお世話をする係として雇われていたのが、なんと17歳の少女!!
みんなで外食にでかけても、その子はご飯も食べずに、1歳の子のお守りをしていた。
姉曰く、お手伝いさんと家の人は、同じ場所でご飯は食べない決まりらしい。
10年前は、それこそお手伝いさんは、床に座って、部屋の隅で食事をしていたそうだ。
今は、違う時間帯に、違う部屋で食べているだけで、床で食事をとっているわけではなかったが、それでも私にとっては驚きだった。
これから先、この生活の格差がどのように縮まっていくのか、見ていきたいな。
そんな風に思った。
その要になるのは、おそらく今の若者たち。
エクの現状・未来について、どんな風に考えているのか… なんて、ただの観光客の私には聞けませんでしたが。興味あるなー。
10年以上前から毎年、ここを訪れているアメリカ人女性にも話を聞いた。
「初めて来たときと比べて、今のエクは結構変わったと思う?」と聞くと、
「そりゃ〜ね!カバン持って歩けるようになったのは、大きいわよ!笑
かなり安全になったと思うよ。ケータイもあるし。便利な世の中になったわよね。」
と、言っていた。
<トイレ>
これは姉から聞いていて、心していたことですが……笑
エクでは、トイレに紙を流してはいけません!
トイレの隣にあるゴミ箱に、紙を入れます。
写真はありません、もちろん…w
<シャワー>
これは…たぶんどこの家でもそうだと思いますが。
お湯は出ません! 常に水浴びです。
でも、基本暑いので、水くらい冷たいシャワーのほうが、ちょうどいい!!
<スーパー>
グアヤキルのSUPER MAXIだったっけな?巨大スーパーへ行ったときのこと。
あまりのサービスの良さに、衝撃を覚えました…。
ヨーロッパのスーパーは、レジの方が椅子にどっしり座り、
お客さんがコンベアーの上に並べた商品を、ただレジに通し、
お客の目も見ずに、「○○ユーロ!!」と言うという…… 強気なレジが普通ですが!笑
エクのレジの方は、笑顔を絶やさず、お客さんが間違えて商品を持って来てしまったら、
同僚の人に電話して、正しい商品を持って来てくれる。
そして何よりも驚きだったのが… レジの隣に立っていた人!
この人は、すごい。
レジに通された商品を、片っ端から全て、買い物袋に詰めてくれます。
そして、カートに全て載せ、お客さんと一緒に、お客さんの車まで運んでくれます。
もちろんチップは渡すのですが、それにしても…すごいサービス!!
これも雇用確保の一つなのかと思いますが、いや〜驚いた!!
驚きのあまり、思わずその店員さんと写真を一枚。
すると、長男と長女に「あら!タイプなの?あの人!笑」と一日中言われ続ける事に…涙
<バス>
姉が10年前にいたときは、バスこそあれど、バス停はなかったそうです。
「じゃ、どうやって乗るんだ!?」と思ったら……
道端に立ち、バスが来たら、手を振る。そうすると、バスが止まってくれたのだそうです。
ところが……
10年後、バス停が街のあちこちにできていました!!
が、しかーーーーーーーーーーーーし!!!!!!
誰もバス停にいない。しかも、バスもバス停で止まらない…。
バス停が出来た今も、街の人々は、道端で手を振り、乗りたい場所から降りたい場所まで、自由にバスに乗っているのです!笑
しかも、どこで人が手を振ってくるか分からないので、
バスの運転手さんも、バスの入り口のドアを開けっ放しにして走る!!
時刻表なんて、あってないようなものです。
あちこちにバスが走っていて、どのバスも満員御礼。
<美容室>
オランダでも、髪を切るのを躊躇っていた私でしたが……
何も知らないエクで、とうとう美容室へ行き、髪を切ってきましたーーーー!笑
エクの美容室は、おそろしくハイスピード。
15分もしないうちに、全てのサービスが終了。
“髪をすく”という考え方は、どうやら無いようでしたが……w
それでも、腕は確か。とてもいい髪型にしてくれました!ありがとう、お兄さん。
みんなにも、「いいじゃん!若く見えるよw」と褒められ?ました。
ただその後、みんなに言われて気付いたのですが…
顔と肩に、大量の髪の毛が付いていました。お兄さん、とってくれなかったんかーーーい!涙
お手伝いさんに、「出掛ける前に、シャワー浴びたほうがいいわよ」と言われるほど。
でも、いい経験でした。
<虫 グリージョ!>
かなり蒸し暑いエク。日本の夏と同じような気候です。
まあ当然、予想はしていたことですが……見た事も無いような虫に遭遇できます。
この雨期の季節、とにかく多いのが…グリージョ!!巨大羽付きコオロギ!!涙
とにかくデカい。しかも羽付きだから、厄介…>_<
子どもたちもみんな、このグリージョだけは大嫌いらしく、発見する度に、
「おにいいいいいちゃあああーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!涙」のコーラス。
「また〜?!」と言いながらも、手でいとも簡単に捕まえてしまう、お兄ちゃん…尊敬!w
このグリージョは、光に集まるので、夜、車の窓を開けたら終わり…
気付いた頃には、目の前にいます。。。。。。ぎゃーーーーーーー!!恐ろしい。
<飲み物>
南米なので、もっとたくさんコーヒーを飲むのかと思いきや…全然飲まない!
食事の時には、必ずフレッシュな100%絞りたてフルーツジュースが並ぶ。
どこの家庭でも、必ず自分で作るらしい。
なので、ジュースの紙パックなどは、あまり家には置いていない。
スイカやオレンジ、ナランヒーヤというオレンジのような果物のジュースなど、
毎日違うジュースを出してくれた♥
毎日が驚きの連続。
朝起きると、「今日はどんな一日になるんだろ〜♬」と、楽しみで仕方がなかった。
夜は疲れきって、一瞬で爆睡モード突入。
濃い、非常に濃いいいいいいいい〜〜〜〜〜〜毎日。
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