お兄ちゃん、初の海外旅行!
イースター休暇もあり、私も4連休になったので、兄と姉とチェコ・プラハへひとっ飛び!
【旅の思い出 その1:ホテルに頼んでおいた、ピックアップのタクシー】
去年の今ぐらいの時期に、後輩と4人でハンガリーを訪れた。
英語が通じず、どこへ行ってもハンガリー語で説明された。
最終日、駅員さんに「あんびりーばぶる つーりすと!」と怒られた…笑
チェコは、どんな国なんだろう?
何も下調べせずに向かう、私たち3人。
英語が通じるのかどうかも分からなかったけれど、それはそれで面白い。
そしてプラハの空港。
到着ロビーを出ると、私の名前を書いた看板を持っているおじさんが・・・!!
タクシーに乗り、30分ほどかけて滞在予定のホテルへ。
ほぼ会話はゼロだったが、到着寸前になり、おじさんが一生懸命何かを語り始めた。
どうしよう・・・
おじさん、一生懸命なんだけど・・・全部チェコ語だよーーーーーー!!涙
ぽっかーーーーーーん・・・という顔で聞いていると、最後の最後に、
「understand?」という一言が!!
その一瞬で、今までの会話が全て英語だったことに気づいた。
ごめんよ、おじさん。
その後も、一生懸命何かを語るおじさん。
「なんちゃらかんちゃら・・・fixed price・・・なんちゃらかんちゃら・・・taxi」
「なんちゃらかんちゃら・・・pickpockets・・・なんちゃらかんちゃら・・・careful」
“このホテルから頼まれたタクシーは、値段が決まっているので、その金額を払ってね。”
“街中には、スリが多いから、気をつけるんだよ。”
・・・と、言ってくれていたはず!(だと思う事にします。)
でも、英語が通じなかったのは、このときだけ。
ホテル・レストラン・道行く人・チケット売り場など、コミュニケーションに困ることはなかった。
ありがたやー、ありがたや。
【旅の思い出 その2:チェコ語】
同じアルファベットを使っていても、こうも違うものか!
母音の上に付けられる、様々な種類の記号。
ガイドブックのカタカナ表記と照らし合わせ、発音を予想。
いや〜、おもしろい!
【旅の思い出 その3:パズー】
プラハのマルクト広場にあたる場所にある、有名な時計塔。
その塔の上には、展望台のような場所がある。
時計の長針が12の位置に来ると、必ずそこに現れる少年がいる。
その少年の手には、トランペットが・・・!!
そして、少年は徐に演奏を始める。
街中に響き渡る、チェコの国歌。
塔の下を歩く人は、誰もが足を止め、その音色に耳を傾ける。
そして、30秒ほどの演奏が終わると、広場全体からわき上がる「BRAVO!!」という歓声。
毎時間、その少年の演奏を楽しみに、広場にはお客さんが集まって来る。
夜景のきれいな夜になると、その数は半端じゃない。
もう誰も歩き進めないくらい、多くの人が少年の登場を待っている。
まさにパズー。
いい仕事、してますな〜。
チェコに行くなら、あの音色を聞き逃すわけには、いきませんな。
【旅の思い出 その4:街並】
中世の街並が、そのまま残っているような街だった。
色々な街へ旅行に行ったけど、これほどまでに目で満足感を覚えた街は、久しぶりだった。
無理矢理、古いものを残しておくことには、様々な議論があって然るべきだとは思うけれど、
時には重要なことだと思う。こと観光業に関して言えば、そのメリットは高い。
観光客は、どこの国でも見られるような、近代的な生活が見たくて、その地を訪れるわけではない。
例えば、京都へ来る観光客だったら、お寺や神社が街中に点在し、
着物を来た日本人が、上品に歩いている・・・。
そんな光景が、もしかしたら見られるかもしれない・・・と思って、
わざわざ日本まで来てくれる。
けれど、京都へ着いてみると、意外にも近代的なビルが建ち並び、
着物を来た人なんて、全然見かけない。
ある人は、古さと新しさが融合しているのを見るのが好き!とも言う。
日本は、そういう面では、どちらの面も見られて、それはそれで面白いと思う。
ただ、このまま新しさだけを追求していくと、古さの部分が隠れてしまいそうで、それがこわい。
なんちゃら遺産に登録して、その場を保存すれば、そこで生活する人々の生活が変わってしまう。
それは考えなければならない問題だと思う。
けれど、こういう古き良き街並を残しておくことに関しては、私はアリだと思う。
チェコを歩いて、そんなことを考えた。
まさか、兄弟で海外旅行ができる日が来るなんて、考えた事もなかった。
お兄ちゃんをヨーロッパへ送ってくれた両親に、感謝。
家族全員で海外・・・というのは、できそうにないけれど、
今年の夏は、家族全員でちょっと遠出がしたいな。